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Channel: shiotch7 の 明日なき暴走
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Wings Over America [Deluxe Edition] / Paul McCartney & Wings

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 6月半ばから始めたB'zベスト盤特集も一段落したので今日からまたポール・マッカートニー祭りを再開だ。まずは “アーカイヴ・コレクション・シリーズ” の超豪華版「ウイングス・オーヴァー・アメリカ」から。
 アマゾンからブツが届いたのは5月30日で、まず驚いたのはその重さだ。スーパー・デラックス・エディションを買うのは「マッカートニー?」、「ラム」に続いてこれで3回目だが、今回の重さは前2作の比ではなく、まるで鉛でも入ってるんちゃうかと思うぐらいズッシリ重い。開けてみると百科事典みたいな感じのソリッドなボックスにツアー・ブックやフォト・ブックといったメモラビリアがギッシリ詰まっている。これはもうCDのリマスター再発云々というよりは、ポール&ウイングスの歴史的USツアーのすべてを封じ込めたタイムカプセルとと言った方がいいかもしれない。
Wings 'Wings Over America' - Deluxe Edition #Out Now!#


 とはいえ、やはり気になるのはリマスターされた “音” である。さっそく手持ちの旧CDと聴き比べてみたがその差は歴然で、平板で薄っぺらかった旧CDの音に対しライヴならではのダイナミズムが格段にアップしている。それもただ単に音圧を上げただけの似非リマスターではなく、一つ一つの楽器の音の粒立ちが良く、立体感を感じさせる力強い音に仕上がっているのだ。特に印象的なのがポールのブンブン唸るベースの音で、UKオリジナルLPと遜色ないぐらいのド迫力サウンドになっているし、ジョーのドラムの音も厚みがあってキレが良く、その結果として音楽全体のドライヴ感が大幅に向上しているように感じられる。ポールのリマスターにハズレ無し、だ。
 とまぁこのように音に関しては大満足なのだが、ポールのスーパー・デラックス・エディション、いや、箱モノ共通の難点である利便性の悪さは相変わらずで、CDを聴くためにいちいちこのクソ重い箱からツアーブックを引っ張り出して、そこから更にディスクを取り出すなんて面倒くさい作業はいらちの私には絶対に無理。ということで私は旧CDと中身をソックリ入れ替え、ボーナス・ディスクは他のケースに入れて(←当然オリジナル・ジャケットも作りました...)楽しんでいる。
Wings - Wings Over America (Full Album)


 ボーナスCD「ライヴ・アット・カウ・パレス」は曲目は本編とすべて被っているし曲数もわずか8曲と少ないしであまり期待はしていなかったのだが、実際に聴いてみるとこれが中々良い感じ。会場となったサンフランシスコのカウ・パレスはキャパシティが約1万人という比較的小さめの会場なので音の響きが一聴してハッキリわかるほど本編CDとは違っており、実に臨場感あふれる生々しいサウンドが楽しめるのだ。これでもっと曲数が多かったら最高やのに...
Wings Over San Francisco 1976 Paul McCartney


 スーパー・デラックス・エディションを買って一番苦労するのが例のハイレゾ音源のダウンロードだ。私はパソコンに関してはスーパーウルトラド素人なので “圧縮” だの “解凍” だのと言われても何のこっちゃで意味不明(>__

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