待ちに待った EV の武道館ボックスが届いた。このボックス・セットに関しては当初から色んな噂が飛び交っており、私はてっきり2013年の時と同じように他のドーム公演とのセットで出るものとばかり思っていたので、5月19日の夜(←ちょうどLHのT&J盤と絶叫マシン盤リリースの日でしたわ...)に “EMPRESS VALLEy -PAUL- 武道館 6CD BOX 5月30日発売予定!!” という知らせがKent から届いた時は本当にビックリした。武道館だけで6CDって...(゜o゜) まさに青天の霹靂である。さらにその後 Junk Headz のHPでサンプル音源を聴き、その凄まじいまでの高音質ぶり(←ただしサウンドチェックは別だが...笑)に期待はますます膨らむばかりだった。だから発売が当初の予定から10日ほど延期になった時は、“一体どーしたんやろ? 今頃必死になってアウアウを消してるんやろか... それともノイズまみれのサウンドチェック音源をT&J版にでも差し替えてるんやろか???” などと邪推したものだった。
そして6月8日の朝、Kent から武道館ボックス入荷の知らせが届いた。おう、ついに来たか! “マトリクスの音って初体験やけど、一体どんな感じやろ?” “オーディエンス録音盤にどーかアウアウが入ってませんように!” “サウンドチェック盤のノイズはちゃんと除去したんやろか?”etc、期待と不安が入り混じる中で11日の晩にボックスが届いた。
箱の中身は「日本武道館演習」(2CD)、「日本武道館本番」(2CD×2)と題された紙ジャケ2セット(計6CD)とチケット・レプリカ2枚。日の丸リトグラフ・デザインのジャケ違い限定盤の方はこれと中身はまったく同じなのに、300セット限定通し番号のナンバリング入りというだけで3,000円も高い価格設定なのだから開いた口が塞がらない。だいたい「ホワイト・アルバム」じゃあるまいし、ブートのナンバリングに一体何の意味があるというのだろう? 箱のデザインが黒い武道館より日の丸リトグラフの方が良いのは誰の目にも明らかだが(←紙ジャケをリトグラフ・デザインにしてくれたら良かったのに...)、聴く時にいちいち取り出すのが面倒なので中身だけ取り出して棚に並べる私にとって、箱のデザインは二の次だ。私は無駄なモノに3,000円も余計に払う気などサラサラないので当然通常盤をチョイス。個人的には箱も帯もレプリカも要らんからもっと安うせんかい!と言いたいぐらいだ。まぁ前回みたいに調子こいて無意味な熨斗を付けなかっただけマシか。
私がまず初めに聴いたのはライヴ本編マトリクス音源のディスク1&2だ。マトリクスというのはIEM(イン・イヤー・モニター)の音をオーディエンス録音とミックスさせることによって、各楽器の音の輪郭を際立たせるイヤモニと、歓声や手拍子といったライヴの空気感・臨場感を捉えたAUD録音のオイシイとこ取りをしながら、当日のライヴをよりリアルな形で再現しようという手法のこと。去年の3月にストーンズが来日した時に知った言葉だが、実際にその音を耳にするのはこのポール盤が初めてだ。
で、マトリクス初体験の私の感想は、とにかく音がキレイで、楽器の音がクッキリハッキリと聞こえて演奏にメリハリがつき、聴いててめっちゃ気持ちがエエということ。低音がスベッたとか音圧がコロんだとか、そういう次元で語るべき音ではない。雰囲気としてはむしろサウンドボード録音に近いようにすら感じられるスーパーウルトラ高音質で、これにはもう参りましたと平伏すしかない。
オーディエンス・ノイズに関しては、ディスク2の冒頭(←ポールの「ノッテルカイ?」の直後)でコーフンしたにーちゃんが “アイラブユーポール、アイラブユー!” って絶叫する箇所(←こんなモンぐらい消しとけよ...)以外は奇声・雄叫びの類は皆無と言ってよく、例の “アウアウ” も完全に駆除してあるのでストレスフリーでポールの歌に浸れるのが嬉しい。
とにかくこの圧倒的にオンな音は初めて聴く耳にはとても魅力的だし、他のAUD録音盤では全体の音の中に埋もれてしまいがちな細やかな音までしっかり捉えているのにもビックリ...(゜o゜) 例えば「ワン・アフター909」や「バースデー」なんか、“へぇ~、こんな音が入ってたんか!” という感じで非常に興味深く聴いたし、アコースティック・ギターの美しさが際立つ「イエスタデイ」なんかもう絶品だ。チョー サイコー(^o^)丿 (つづく)
One After 909 [EVSD Matrix]
Another Day [EVSD Matrix]
Yesterday [EVSD Matrix]
Birthday [EVSD Matrix]
そして6月8日の朝、Kent から武道館ボックス入荷の知らせが届いた。おう、ついに来たか! “マトリクスの音って初体験やけど、一体どんな感じやろ?” “オーディエンス録音盤にどーかアウアウが入ってませんように!” “サウンドチェック盤のノイズはちゃんと除去したんやろか?”etc、期待と不安が入り混じる中で11日の晩にボックスが届いた。
箱の中身は「日本武道館演習」(2CD)、「日本武道館本番」(2CD×2)と題された紙ジャケ2セット(計6CD)とチケット・レプリカ2枚。日の丸リトグラフ・デザインのジャケ違い限定盤の方はこれと中身はまったく同じなのに、300セット限定通し番号のナンバリング入りというだけで3,000円も高い価格設定なのだから開いた口が塞がらない。だいたい「ホワイト・アルバム」じゃあるまいし、ブートのナンバリングに一体何の意味があるというのだろう? 箱のデザインが黒い武道館より日の丸リトグラフの方が良いのは誰の目にも明らかだが(←紙ジャケをリトグラフ・デザインにしてくれたら良かったのに...)、聴く時にいちいち取り出すのが面倒なので中身だけ取り出して棚に並べる私にとって、箱のデザインは二の次だ。私は無駄なモノに3,000円も余計に払う気などサラサラないので当然通常盤をチョイス。個人的には箱も帯もレプリカも要らんからもっと安うせんかい!と言いたいぐらいだ。まぁ前回みたいに調子こいて無意味な熨斗を付けなかっただけマシか。
私がまず初めに聴いたのはライヴ本編マトリクス音源のディスク1&2だ。マトリクスというのはIEM(イン・イヤー・モニター)の音をオーディエンス録音とミックスさせることによって、各楽器の音の輪郭を際立たせるイヤモニと、歓声や手拍子といったライヴの空気感・臨場感を捉えたAUD録音のオイシイとこ取りをしながら、当日のライヴをよりリアルな形で再現しようという手法のこと。去年の3月にストーンズが来日した時に知った言葉だが、実際にその音を耳にするのはこのポール盤が初めてだ。
で、マトリクス初体験の私の感想は、とにかく音がキレイで、楽器の音がクッキリハッキリと聞こえて演奏にメリハリがつき、聴いててめっちゃ気持ちがエエということ。低音がスベッたとか音圧がコロんだとか、そういう次元で語るべき音ではない。雰囲気としてはむしろサウンドボード録音に近いようにすら感じられるスーパーウルトラ高音質で、これにはもう参りましたと平伏すしかない。
オーディエンス・ノイズに関しては、ディスク2の冒頭(←ポールの「ノッテルカイ?」の直後)でコーフンしたにーちゃんが “アイラブユーポール、アイラブユー!” って絶叫する箇所(←こんなモンぐらい消しとけよ...)以外は奇声・雄叫びの類は皆無と言ってよく、例の “アウアウ” も完全に駆除してあるのでストレスフリーでポールの歌に浸れるのが嬉しい。
とにかくこの圧倒的にオンな音は初めて聴く耳にはとても魅力的だし、他のAUD録音盤では全体の音の中に埋もれてしまいがちな細やかな音までしっかり捉えているのにもビックリ...(゜o゜) 例えば「ワン・アフター909」や「バースデー」なんか、“へぇ~、こんな音が入ってたんか!” という感じで非常に興味深く聴いたし、アコースティック・ギターの美しさが際立つ「イエスタデイ」なんかもう絶品だ。チョー サイコー(^o^)丿 (つづく)
One After 909 [EVSD Matrix]
Another Day [EVSD Matrix]
Yesterday [EVSD Matrix]
Birthday [EVSD Matrix]