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Channel: shiotch7 の 明日なき暴走
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ポールの2015 UKツアー特集② ~Birmingham & Liverpool~

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 今朝会社に出勤すると、去年生協でポールのチケットを取って下さった同僚のH姐さんが「昨日テレビで世界水泳観てたらどっかの国のチームがビートルズ・メドレーで演技してたで。」と教えて下さった。ビートルズ・メドレーでシンクロナイズド・スイミング??? これは絶対に観なアカンと思いネットで色々調べ、ついに見つけたのがコレ。ということで今日はポールに行く前にまずはこの映像↓からご覧下さい。
2015 World Synchronized Swimming Championships. Free combination. Preliminary. Mexico


 いきなり画面に大写しになったビートルズ・ロゴやド派手なユニオン・ジャックをあしらった水着の背中に思わず身を乗り出してしまうが、これはシンクロ・フリー・コンビネーション予選でのメキシコ・チームのパフォーマンス。審査員が居並ぶプールに響き渡る「抱きしめたい」のイントロがビートルズ・ファンとしてはタマランのだが、選手もノリノリで何かめっちゃ楽しそうだ。ハンド・クラッピングを脚ワザで表現するアイデアには唸ってしまうし、躍動感に満ちた「シー・ラヴズ・ユー」や疾走感溢れる「ヘルプ」に合わせたキレの良い動き、「オブラディ・オブラダ」での見事なフィニッシュにも大コーフンだ(^o^)丿 元々メキシコは好きな国だったが、これを見てメキシコへの好感度が更に大幅アップした(笑) シンクロ・メキシコチーム、応援するで!!!
 それではここから本題のポール UKツアー特集パート2、今回はバーミンガムとリヴァプールです。

①Out There Birmingham 2015
 今回の同時リリースされた4作の中で一番楽しみにしていたのが5月27日にバーミンガムのバークレイカード・アリーナで行われたライヴの模様を収録した「アウト・ゼア・バーミンガム2015」だ。というのもLHのインフォが “まず最初に断言させていただきますが、このオーディエンス録音の音質…それはもう掛け値なしに最高です。イギリスから直送された音源を再生すると同時に、当店スタッフがあまりの高音質ぶりを前にして、思わずお互いの顔を見合わせてしまいました。それほど衝撃的、かつ別格のクオリティ。” “何しろ信じられないほどにオンな音像。さらには抜群のクリアネス。” “ウルトラクリアーかつオンで迫力たっぷりな録音。” “とにかく凄い音質です!” とまぁ呆れるくらいに自信満々なのだ。ブートのインフォはメーカーのくせを見抜いて行間を読むのが楽しいのだが、この盤に関してはインフォを読んですぐに “当たり” だと直感した。
 届いた4作品の内、いの一番にこの盤をターンテーブルに乗せ、プレイボタンを押して一体どんな音がスピーカーから飛び出してくるか身構えたのだが、出てきた音は私の想像をも遥かに超えた凄い音だった。音の表面がピカピカに磨かれているのに贅肉ゼロ。まるで瑠璃のようだ。私もこの1年半というものポールのブートをかなりの枚数聴いてきたが、オーディエンス録音盤でこんな音は初めて聴いた。録音されたのは “アリーナ8列目からでしかも会場のスピーカーの近くと言う絶好のポジション” とのことだが、いやはやまったく、こんな音に出会えるとは思わなんだ。大袈裟ではなく、これはまさに録音の奇跡。ウチのオーディオシステムでの音質満足度は10点満点中10点だ(^o^)丿
 セトリに関しては「ロンドン2デイズ」の後だけに目新しさはないが、兎にも角にも音が抜群に良いので “ながら聴き” をしていてもいつの間にか引き込まれてしまう。「メイビー・アイム・アメイズド」など、途中、声がキツそうなパートもあるが、何とか後半持ち直すあたりはさすがポール。半世紀以上にわたって第一線で歌い続けてきた喉は伊達じゃないのだ。
Paul McCartney - Maybe I'm Amazed - Birmingham 2015

Paul McCartney "I Saw Her Standing There" Birmingham 27 May 2015


 このバーミンガム公演盤はボーナスディスクも一味違う素晴らしさで、ただYouTube映像を集めただけの他の盤とは異なり、貴重なサウンドチェックの模様が46分にわたって収められているのだ。特にオーディエンスのリクエストに応えて歌った「ホープ・オブ・デリバランス」(←この曲めっちゃ好き!!!)とそれに続いて歌ったレア曲「アイル・フォロー・ザ・サン」が嬉しかった。この2曲は是非とも次の日本公演で聴きたいなー
 それと一つ気になったのはポールがピアノに移動したあたりからひっきりなしにペットボトルの水を飲んでいたことで、3時間近いライヴで本編でも観客の前では決して水を口にしないことで有名なポールにしては非常に珍しい光景だ。ひょっとするとこの時点で既に喉の状態があまり良くなかったのかもしれない。そう言えば先の日本公演でも東京ドーム初日の後半とドーム2日目は喉の調子がイマイチ良くなかったように思うのだが、ファンとしてはくれぐれも無理をしないでほしいと願うばかりだ。この人の声はそれ自体が重要無形文化財なのだから...
SOUNDCHECK - Paul McCartney in Birmingham - Out There Tour 2015


②Out There Liverpool 2015
 続く5月28日に故郷リヴァプールのエコー・アリーナで行われたライヴの模様を収録した「アウト・ゼア・リヴァプール2015」は今回の4作品中で唯一異なるテーパーによる録音で、それも日本からリヴァプールまで追っかけてVIP席からのレコーディングを敢行したという猛者らしい。そのせいか、音質的には「ロンドン1stナイト」に低音の迫力の点でわずかに及ばないものの、オーディエンス録音としては十分すぎるクオリティーで、音質満足度は10点満点中8.5点を献上したい。
 この盤の一番のメリットは、ヘタレな音質の「ロンドン2ndナイト」でしか聞けなかった「ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ」と「アイム・ルッキング・スルー・ユー」が良い音で聴けること。やっぱり良い演奏はしっかりとした芯のある音で聴いてこそ更にその魅力が増すというものだ(^.^)  「ラム・オン」を演ってくれなかったのは残念だが、それを補って余りある「ペニー・レイン」がディスク4のサウンドチェックで聴けるのも嬉しい。コレを聴くとあの武道館サウンドチェックを思い出してしまうが、せっかくのリヴァプール公演なのだからライヴ本編で「ペニー・レイン」と「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」の両方歌えば凄いことになったかもしれない。
 それと、「キャント・バイ・ミー・ラヴ」の前に行われた「ウエディング・プロポーザル・オン・ステージ」ではミリタリー・ルックの男性がステージに登場してビートルズ博物館に勤める彼女にプロポーズしたのだが、会場の雰囲気がまた実にアットホームでエエ感じ。リヴァプールはビートルズ・ファンの聖地やもんね。それにしてもポールに立ち会ってもらえるなんて、このカップルはファン冥利に尽きますな...(≧▽≦)
Out There - Paul McCartney at the Echo Arena, Liverpool 2015

Wedding Proposal on stage Paul McCartney Liverpool Echo Arena May 28th 2015

 
【おまけ】去年のスカパー放送を思い出させるバックステージの様子。2分11秒の「マタ アイマショウ」を聞き逃さぬように!!!
Paul McCartney - Backstage @Echo Arena in Liverpool (Meerkat live)

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