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Channel: shiotch7 の 明日なき暴走
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ドスコイ、ドスコイ... ゴッツァンデス (^o^)丿

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 待ちに待った11月5日がやってきた。仕事を午前中で早引けして昼飯も食わずに京都からのぞみに飛び乗り、両国に着いたのは午後4時過ぎ。両国駅を出て国技館に向かうと「ポール・マッカートニー」や「新譜エジプト・ステーション」と書いたカラフルなのぼりがいっぱい立っていて、いやがうえにもテンションが上がってくる。
     

 人混みをかき分けてグッズ売り場に向かうとめちゃくちゃすいていてちょっと肩透かしを食った感じ。まるで “ツワモノどもの夢のあと” 状態で、当然ながら法被もリトグラフも売り切れだ。まぁこれは想定の範囲内だったので、ちゃっちゃとプログラムやTシャツを購入して(←結局例の “リフレッシュする” やつを買ってしまった...笑)一息ついていると道路の方がやけに騒がしい。もしやと思って行ってみるとちょうど “入り待ち” の時間帯だったらしく(16時40分頃)、運よくポールの車が目の前を通り過ぎるのを見ることが出来て大コーフン!!!  ポールとの距離がわずか数メートルだなんてもう心臓が破裂しそうだ。
     

 開場の17:30までに簡単な食事と両国土産の購入を済ませ(←国技堂の揚げあんこあられがめっちゃ美味くっておかん大喜び...)、再び国技館に向かう。もうあたりは既に暗くなっており、ライトアップに浮かび上がる国技館を見ると改めて “もうすぐ始まるねんな...” という実感がわいてくる。しかし、実はここからが試練の始まりで、国技館の入り口までクネクネと果てしなく続く長蛇の列... まさに気が遠くなるようなロング・アンド・ワインディング・ロードという感じで、開場時間を過ぎても一向に進む気配がない。しかも悪いことに小雨も降り出してきて、一体いつになったら入れるねん... とテンションも下がり気味。18時を過ぎてようやく行列が動きだし、やっとのことで入り口にたどり着いたのは予定より1時間遅れの18時30分だった。
     

 当然ながら身分証の提示などあるわけもなく、係員のおねーさんにチケットを渡すと機械でバーコードを読み取り、座席券がプリントアウトされるというシステムだ。“どーかアリーナか2階イス席でありますよーに!”と念じながら券を見るとそこには無慈悲な“桝席”の文字...(*_*)  あちゃ~、最速先行の良席のはずが、なんで桝席やねん、と少し気落ちしながら座席に向かう。
 しかし実際に自分の座席を見て私は思わず我が目を疑った。桝席は桝席でも何と正面側の、しかも一番前だ(^o^)丿 つまり目の前に遮るものは何もないということだ。まさにイチバ~ンである。ネットの下調べでは“天井の圧迫感が云々”というのがあったが、最前列に天井もクソもない。あるのは良好な視界のみで、しかもステージまでの距離は予想していたよりも遥かに近い。うわぁ、これめっちゃエエ席やん!!! さすがは最速先行である(笑) チケ流を使って大正解だった。
     

 更に嬉しかったのは絶対に無いものと諦めていた座布団がちゃーんと用意されていたことで(←座布団の上にはお約束のサイリウムも置いてあった...)、座布団無しの硬い床に裸足でスタンディングという苦行を覚悟していた私としてはめっちゃ嬉しい。座ってみると実に快適そのもので、眼下に広がるアリーナ席よりもこっちの方が断然良い。ルンルン気分でステージを見るとホンマに近い。私はドームのコンサートしか体験していないので、こんな小さな箱でポールのライヴを観れるなんてまるで夢のようだ。
     

 そしてようやくコンサートが始まったのは19時半過ぎ。ドーム公演から中二日で休養十分のポールは絶好調で声もしっかり出ているし、オーディエンスとの距離が近いせいか上機嫌で、 “ドスコイ、ドスコイ!” や “ゴッツァンデス!” と両国ならではのMCを連発(笑) セトリは全31曲でサプライズ選曲や演出はなかったが、私的にはポールがこんな間近で見れただけでもう大満足(^o^)丿 実は今回の両国に備えて Roycelというメーカーのライヴ仕様10倍双眼鏡を買って持っていったのだが、そいつがめっちゃ高性能で、ただでさえ近いところにそのエグイ解像度も相まって、ポールの表情までクッキリハッキリ見えたのには大感激! ライティングもめっちゃ綺麗だったし(←特に白色のレーザー光線の一斉照射は圧巻!)、音響も文句ナシ。とにかく私がこれまで体験したライヴの中では間違いなく “ザ・ベスト・オブ・ザ・ベスト” と断言できる素晴らしさで、最高に楽しめたライヴになった。
     

 コンサート終了は21時50分で、約2時間半の間ほとんど立ちっぱなしで大騒ぎしていたが、途中「マイ・ヴァレンタイン」や「ブラックバード」のようなスローな曲の時だけおとなしく座ってポールを観ていた。その時ふと思ったのは “こーやってあぐらをかきながら至近距離でポールのライヴを観れるなんてなんて贅沢なことなんだろう...” ということ。次回も両国でやるという保証はどこにもないワケで、ひょっとするとこれが最初で最後になるかもしれないと考えると、桝席でホンマに良かったなぁ... と改めて実感した。この贅沢... priceless!!!
     

 F1の世界には “モナコでの1勝は他のレース3勝分の価値がある” という言葉があるが、今回の両国ライヴはまさにドーム公演3回分、いや、それ以上の価値があったと断言したい、そんな素晴らしいコンサートだった。両国、サイコー!!!
2018.11.05【4K】ポール・マッカートニー PAUL McCARTNEY FRESHEN UP JAPAN TOUR 2018 @両国国技館 Ryogoku Kokugikan,Tokyo


【おまけ】今回の両国ライヴで唯一失敗したと感じたのはデジカメで、10年前の機種ではせっかくの近距離でも強烈なライティングのせいで撮っても撮ってもポールがノッペラボウになってしまい、まともに撮れた写真が1枚もないという情けなさ(>_<)  途中からは写真をあきらめて双眼鏡に専念したが、その時に思ったのが “この双眼鏡の見え方で写真が撮れたら最高やのに...” というもので、ナゴドでのリベンジに燃える私は、両国から帰ったその日の夜にケーズデンキに直行して、「超ド素人でも暗いライヴ会場の逆光照明の中で綺麗に撮れる高倍率デジカメくださーい!」と泣きつき、5万円もするソニーの最新型デジカメを買ってしまった。昨日一晩かけて使い方を練習したので明日のナゴドでは絶対にポールのアップを撮るぞ!!!

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