スナッキーで踊ろう / 海道はじめ
私はいわゆる “変なレコード” というやつが大好きで、その曲が自分の好みに合ってさえいればどんな怪しげな盤でも喜び勇んで買ってしまう。そして私の手持ちのレコードの中でも一二を争う珍盤(奇盤? 怪盤?)が今日取り上げる「スナッキーで踊ろう」だ。...
View Article真夏のブルーノート祭り
この土日は久々に映画を一杯観た。前回取り上げた「ジョン・ウィック」シリーズに加えて「ミッション・インポッシブル」の旧作や「トップ・ガン・マーヴェリック」といったお気に入りの映画を一気観したのだ。やっぱりキアヌ・リーブスやトム・クルーズはめちゃくちゃカッコエエのぉ...(≧▽≦) ということでとりあえず映画は十分満喫したので、明日からは又今まで通りの音楽漬けの日常に戻ろう。...
View Article【BN祭り①】The Scene Changes / Bud Powell
今日は何と言ってもまずコレでしょう。特に最後のKOシーンはスカッとしまっせ\(^o^)/ 野球の大谷選手といい、この井上選手といい、ホンマに日本の誇りですわ!!! 井上尚弥 vs. スティーブン・フルトン WBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ さて、ここからはいつものように音楽の話。ブルーノート祭りのトップバッターはバド・パウエルの「The Scene...
View Article【BN祭り②】J. R. Monterose
J.R.モンテローズのテナーはクソカッコ良い。ノリ一発で有無を言わさぬ豪快なアドリブがたまらないソニー・ロリンズや圧倒的なドライヴ感が快感を呼ぶジョニー・グリフィン、温かみのあるスモーキーなトーンで味わい深いプレイを聴かせるハンク・モブレイと、ブルーノート・レーベルはテナー・サックスの名演の宝庫だが、そんな中にあって独特のスタッカートを活かした果敢な突っ込み奏法(?)で異彩を放っているのが...
View Article【BN祭り③】At the Hickory House / Jutta Hipp
ブルーノート・レーベルの本流は2管3管のハードバップ・ジャズであり、ピアノトリオはどちらかというと傍流的な存在である。しかしそれらピアノトリオ盤のレベルは非常に高く、前出のパウエル「The Scene Changes」を始め、Horace Parlanの「Us Three」やSonny Clarkの「Sonny Clark Trio」など、珠玉の名盤が目白押し。今回取り上げる「Jutta...
View Article【BN祭り⑤】Moanin' / Art Blakey & The Jazz Messengers
ほんの思いつきで始めた “真夏のブルーノート祭り” もいよいよ最終回。最後を飾るのは全ブルーノート、いや、全ジャズ・アルバムの中で五指に入るくらい大好きな「Moanin'」だ。...
View Article「Rubber Soul」トルコ盤
最近はこれまでの “欲しいレコード、特にビートルズ関連盤は金に糸目をつけずに買う” という放蕩生活をやめて大人しくしていたのだが、先日 Discogs から例の “ほしいものリストから1点の新しいアイテムが出品されています” というメールが来て、鋼のような硬い決意が大きく揺らいでしまった。Discogsは見にくいβバージョンになってからご無沙汰していたのだが、数枚の...
View Article「With The Beatles」デッカ・プレス vs パイ・プレス
この前B-SELSに行った時にマトリクスによる音の違いの話で盛り上がったのだが、そこで話題に上がったのがちょうどその前日に「日記」に書かれて即売り切れたという「With The Beatles」のデッカ・プレスだった。よくよく考えてみれば、「With The Beatles」に関しては “究極のラウドカット”...
View Article「Help!」メキシコのプロモ盤
私がビートルズの各国盤を集めるのは、独自マトやプレスの違いでUKオリジナル盤とは一味違った音が楽しめるというのが一番の理由だが、ごくたまにその国独自のアートワークで “おぉ、このジャケットめっちゃエエやん!”...
View Article「Layla」のUK “真正” 1stプレス盤ゲット!
少し前にヤフオクで色々とレコードを見ていた時のこと、アイテム写真下の「この商品も注目されています」の欄にデレク&ザ・ドミノスの「Layla」が3万円ぐらいの値段で出ているのを見つけた。私は「Layla」のUK初回盤を確か£20ぐらいで手に入れた記憶があり、US初回盤も$20弱だったので “レイラってそんなに高かったっけ???” と興味を引かれた。...
View Article「With The Beatles」アルゼンチン・モノラル盤
先週の土曜日に母親の美容院の送り迎えの合間を縫って久々に B-SELS に行き、短時間ながらも至福の時間を過ごすことができた。その時にお店にあったレコードの中から何枚か、それぞれ少しずつ聴かせていただいたのだが、その中の1枚の音が頭から離れず、1週間経った今日、今度は母親の MRI検査の結果待ちの間に病院を抜け出して前回の続きを聴かせていただこうと再び B-SELS を訪れた。転勤のせいで...
View Article「再会の湖」/ 尾崎奈々
私はこれまで主にネット・オークションでレコードを買ってきたが、首尾よく落札できた時の喜びよりも失敗した時の悔しさの方が遥かに強く記憶に残っている。真っ向勝負でアウトビッドされたのならまだ “やっぱり金持ちには勝てへんな...”...
View Article「With The Beatles」デンマークの金パロ盤
またしても「With The Beatles」を買ってしまった。今年だけでも、オーストラリアのラウドカット盤、UKデッカ・プレス盤、UKパイ・プレス盤、そして少し前にB-SELSで買ったアルゼンチン盤に続く5枚目である。何でまた同じレコードばかり買うのか???と不思議に思われそうだが、今回の買い物には揺るぎない大義名分があるのだ。...
View ArticleHackney Diamonds / Rolling Stones
ストーンズの新作「Hackney Diamonds」を買った。私が初めてリアルタイムの新作として聴いた彼らのアルバムは例の傑作ライヴ盤「Love You Live」で、その後も「Some Girls」から「Steel Wheels」まで(全く好きになれない「Undercover」を除いて)新作が出るたびに買って楽しんできたのだが、ベースのビル・ワイマンが脱退して以降の「Voodoo...
View Articleザ・ビートルズ最後の新曲「Now And Then」
確か6月頃だったと思うが、ヤフー・ニュースに「ポール・マッカートニーが AI(人工知能)を導入してビートルズの新曲を製作中」という記事が出た。私は一瞬 “えっ、AI 使うて新曲って一体どーゆーこと???” とワケがわからなかった。私は AI がどーとかチャットGPTがこーとか言われるとブツブツが出るくらい(笑)拒否反応を示す古いタイプの人間で、映画「ターミネーター」の “スカイネット”...
View Article「赤盤」「青盤」リミックス2023
「Now And Then」が届いてちょうど1週間になるが、聴けば聴くほど胸に沁み込んでくる。実に滋味深い味わいの一曲である。ましてや4人が “共演” しているプロモビデオを観てしまうとそれこそ目頭が熱くなってしまう。この曲を聴いた時の反応をYouTube上で様々な人たちがアップしているのを見たが、中でもこの人↓のがわかりやすくて良かった。 Classical Composer Reacts...
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