私はアクション映画が大好きで、中でも「ジョン・ウィック」や「キル・ビル」のようなリベンジ(復讐)ものには目がない。基本的にシンプル極まりないストーリーなので難しいことが苦手な私にはピッタリだし(←サスペンス映画で登場人物が覚えられないような複雑なヤツは絶対に無理...)、最後の最後に “倍返し” で悪党がボッコボコにやられて溜飲が下がる展開になっているので、観終わった後の爽快感がハンパないからだ。先日、大好きな「イコライザー」シリーズの最新作「イコライザー3」のブルーレイを買って観てみたところ、これがもうめちゃくちゃ良かったので、同系統のリベンジ・アクション映画の中から特に気に入っているものと併せて特集しようと思う。
①イコライザー3
デンゼル・ワシントンは大好きな俳優さんで、彼の出ている映画はほとんど観ているが、そんな彼の出演作品の中でも断トツに好きなのがこの「イコライザー」シリーズだ。彼が演じる元CIAの特殊エージェント、ロバート・マッコールがまるで “必殺仕事人” のように敵を瞬殺していく様は痛快そのもので、「1」では敵を皆殺しにするのに19秒かかっていたのが、この「3」では9秒へと“秒殺タイマー”(笑)がパワーアップしているところがいい。特に後半部分でイタリアン・マフィアのカモッラ(←「ジョン・ウィック」にも出てきたな...)一味を壊滅させるところは何度観てもスカッとする。予告編の1:52にチンピラの親指の付け根をつかむシーンがあるが、「今圧迫しているのは正中神経だ。強さを10段階で言うならこれは2だ。(力を込めて)これは3。《チンピラの悲鳴www》4はオススメしない。4までいくとクソを漏らす。嫌だよな。私も嫌だしアイツらも... 仲間に店を出るように言え。」のくだりを大塚“ライカ―”明夫さんの吹き替えで聞けるのが最高だ。
『イコライザー THE FINAL』予告
②パニッシャー
これはマーベル・コミックに出てくる架空のヒーローを実写化した映画で、世間の評価はイマイチなようだが私はめっちゃ好き。主役のトーマス・ジェーンも頑張っているが、何と言っても敵役を演じるジョン・トラボルタの “悪のボスのくせにクソ雑魚” っぽい怪演が絶妙にハマっているのが良い。忠実な部下と愛する妻が自分を裏切ったと思い込まされて無実の2人を自分の手で殺すように仕向けられたと知らされて愕然とし、さらに最後は車で引きずられて火ダルマにされるというこれ以上ないえげつないエンディングなのだが、駐車場で車が爆発炎上するシーンで、殺された息子が着ていたTシャツに描かれていたドクロが浮かび上がるというオチに唸ってしまった。
The Punisher (2004) Ending- HD
③リベンジ・リスト
上記の「パニッシャー」では悪役を演じていたトラボルタだが、この映画では強盗に妻を殺された元特殊部隊工作員のオッサンを好演。カタギの生活を送っていたプロの殺し屋が復讐のためにアチラの世界に戻っていくという設定は「ジョン・ウィック」を想わせるが、キレッキレのキアヌ・リーブスに比べるとトラボルタのアクションがモッサリしていて物足りない。しかしそれを補って余りあるのがクリストファー・メローニの存在で、頼りになる相棒として圧倒的な存在感があり、「ヒート」や「スコア」のロバート・デ・ニーロみたいな渋さを感じさせてくれるところが気に入っている。ただ、最後の2人で病院を抜け出すシーンにコメディー色が強く出過ぎてしまった感があるのが玉にキズだ。
ジョン・トラヴォルタが躍動する!映画『リベンジ・リスト』予告編
④ライリー・ノース
この手のリベンジものは元CIAとか特殊工作員とか海兵隊員の男性が主人公というのが定番なのだが、この「ライリー・ノース」は女性、しかも何の特殊訓練も受けていないごく普通の主婦が家族の敵討ちをするという非常に珍しい設定だ。監督があの超名作「96時間」のピエール・モレルというだけあってシナリオもよくできているし、ママ友→汚職判事→ギャング...と復讐のストーリー展開がサクサク進んでいくところも◎。作品の知名度はそれほど高くはないが、観終わった後にスカッとした気分を味わいたい人にお勧めのハードボイルド・リベンジ・アクション映画だ。
映画『ライリー・ノース 復讐の女神』予告編
①イコライザー3
デンゼル・ワシントンは大好きな俳優さんで、彼の出ている映画はほとんど観ているが、そんな彼の出演作品の中でも断トツに好きなのがこの「イコライザー」シリーズだ。彼が演じる元CIAの特殊エージェント、ロバート・マッコールがまるで “必殺仕事人” のように敵を瞬殺していく様は痛快そのもので、「1」では敵を皆殺しにするのに19秒かかっていたのが、この「3」では9秒へと“秒殺タイマー”(笑)がパワーアップしているところがいい。特に後半部分でイタリアン・マフィアのカモッラ(←「ジョン・ウィック」にも出てきたな...)一味を壊滅させるところは何度観てもスカッとする。予告編の1:52にチンピラの親指の付け根をつかむシーンがあるが、「今圧迫しているのは正中神経だ。強さを10段階で言うならこれは2だ。(力を込めて)これは3。《チンピラの悲鳴www》4はオススメしない。4までいくとクソを漏らす。嫌だよな。私も嫌だしアイツらも... 仲間に店を出るように言え。」のくだりを大塚“ライカ―”明夫さんの吹き替えで聞けるのが最高だ。
『イコライザー THE FINAL』予告
②パニッシャー
これはマーベル・コミックに出てくる架空のヒーローを実写化した映画で、世間の評価はイマイチなようだが私はめっちゃ好き。主役のトーマス・ジェーンも頑張っているが、何と言っても敵役を演じるジョン・トラボルタの “悪のボスのくせにクソ雑魚” っぽい怪演が絶妙にハマっているのが良い。忠実な部下と愛する妻が自分を裏切ったと思い込まされて無実の2人を自分の手で殺すように仕向けられたと知らされて愕然とし、さらに最後は車で引きずられて火ダルマにされるというこれ以上ないえげつないエンディングなのだが、駐車場で車が爆発炎上するシーンで、殺された息子が着ていたTシャツに描かれていたドクロが浮かび上がるというオチに唸ってしまった。
The Punisher (2004) Ending- HD
③リベンジ・リスト
上記の「パニッシャー」では悪役を演じていたトラボルタだが、この映画では強盗に妻を殺された元特殊部隊工作員のオッサンを好演。カタギの生活を送っていたプロの殺し屋が復讐のためにアチラの世界に戻っていくという設定は「ジョン・ウィック」を想わせるが、キレッキレのキアヌ・リーブスに比べるとトラボルタのアクションがモッサリしていて物足りない。しかしそれを補って余りあるのがクリストファー・メローニの存在で、頼りになる相棒として圧倒的な存在感があり、「ヒート」や「スコア」のロバート・デ・ニーロみたいな渋さを感じさせてくれるところが気に入っている。ただ、最後の2人で病院を抜け出すシーンにコメディー色が強く出過ぎてしまった感があるのが玉にキズだ。
ジョン・トラヴォルタが躍動する!映画『リベンジ・リスト』予告編
④ライリー・ノース
この手のリベンジものは元CIAとか特殊工作員とか海兵隊員の男性が主人公というのが定番なのだが、この「ライリー・ノース」は女性、しかも何の特殊訓練も受けていないごく普通の主婦が家族の敵討ちをするという非常に珍しい設定だ。監督があの超名作「96時間」のピエール・モレルというだけあってシナリオもよくできているし、ママ友→汚職判事→ギャング...と復讐のストーリー展開がサクサク進んでいくところも◎。作品の知名度はそれほど高くはないが、観終わった後にスカッとした気分を味わいたい人にお勧めのハードボイルド・リベンジ・アクション映画だ。
映画『ライリー・ノース 復讐の女神』予告編